30歳で突然の首トラブル
「首が重い」「肩がずっと張ってる気がする」
そんな違和感を感じ始めたのは、ちょうど30歳を迎えた頃でした。
私はデスクワークではなく、いわゆる立ち仕事。
座りっぱなしではないのに、なぜ?と思いつつも、ふと気づけば一日中、下を向いた姿勢で作業している自分がいました。
痛みや違和感が続いたため、整形外科を受診しレントゲンを撮ったところ、「ストレートネックですね」と正式に診断されました。
自分の首の画像を見るときれいな”ストレートネック”でした(笑)

ストレートネックとは?意外と多い“下を向く仕事”の落とし穴
ストレートネックとは、本来ゆるやかなカーブを描いているはずの首の骨(頸椎)が真っ直ぐになってしまった状態です。
その結果、首や肩に負担がかかりやすく、以下のような症状を引き起こします。
- 首の重だるさ、痛み
- 慢性的な肩こり
- 頭痛や吐き気
- 眼精疲労
「長時間のスマホ・PC作業が原因」と言われがちですが、私のように下を向く作業(調剤、梱包、検品、レジ業務など)も十分リスクになります。
整形外科で言われた基本的な対処法
整形外科では、レントゲン結果を踏まえた上で以下のような指導がありました。
- 作業中の姿勢を意識する(できるだけ首をまっすぐに保つ)
- 就寝時の枕の高さを見直す
- ストレッチや温熱療法で血流を促す
特別な治療は不要とのことでしたが、「放っておくと慢性化するのでケアは継続的に」と念を押されました。
私が日常的に取り入れているケア方法
● 枕をオーダー枕に変更
整形外科でのアドバイスを受けて、低めで首をしっかり支える枕を導入。
実店舗で計測して作ったおかげか、起床時の首のこりが軽減しました。
● 磁気ネックレスで肩こり軽減
薬剤師としては半信半疑だったのですが(笑)、実際に試してみると、装着して以来首・肩が軽いような気がします。
なので今では仕事中や入浴時、就寝時も付けています。
● 1日2回の簡単ストレッチ(所要3分)
朝起きたときと仕事終わりに、首を上下左右にゆっくり回す・肩を大きく回すなどのストレッチを継続中。
これだけでも血流が良くなって軽さを実感できます。
● 湯船で首元をじんわり温める
週に3〜4回はお風呂に浸かるようにし、首元に温タオルを当てるなどの工夫も。
シャワーだけの日よりも、睡眠の質が明らかに良くなりました。
おすすめの対策グッズ(実際に使ってよかったもの)
アイテム | 特徴・効果 |
---|---|
オーダー枕 | 自分の首に合う高さと形で快眠+首負担軽減 |
磁気ネックレス | 血行促進で肩こり軽減(長時間装着もOK) |
姿勢サポーター | 短時間装着で肩甲骨が自然に寄り、猫背&首前傾を補正 |
湯たんぽ/温熱シート | 首・肩の温め用。職場でのちょっとした休憩中にも便利 |
※効果には個人差がありますが、複数のケアを組み合わせることで改善を実感しやすいと感じました。
まとめ:ストレートネックは「放置しない」が大事
立ち仕事でも、下を向き続ける姿勢が続けばストレートネックになる。
実際に自分が経験して、ようやくそれに気づきました。
でも、正しい知識と小さな習慣の積み重ねで、症状は確実に和らげられます。
私自身、30歳で突然始まったこの不調も、今ではほとんど気にならない日も増えてきました。
首や肩に違和感を感じている方は、どうかそのままにせず、一度ケアを見直してみてください。
早めの対処が、将来の不調予防にもつながります。
次回予告:薬剤師が解説「ストレートネックで使える市販薬と湿布の選び方」
「つらい時は市販薬を使ってもいいの?」「温湿布と冷湿布、どっちがいい?」
そんな疑問に、薬剤師の視点からお答えする予定です。お楽しみに!
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